肺の健康状態を知るヒント

「肺年齢」は、見た目では判らない“肺の健康を知るヒント”です。
呼吸機能は、健康な人でも20 歳代をピークにして加齢とともに低下していきますが、喫煙や呼吸器の病気等によりその低下が健常な方よりも早くなります。同性・同年代の方と比較して自分の呼吸機能(肺の健康状態)がどの程度にあるのかを知る指標として肺年齢が開発されました。
肺年齢(呼吸機能)を検診や人間ドック等で定期的に測定し、肺の健康維持・病気の予防・早期発見に役立ててください。

肺年齢は、スパイロメトリー(呼吸機能検査)結果の“一秒量(FEV1)”、“努力肺活量(FVC)”と年齢・身長から計算できます。

下のボタンを押すと肺年齢が計算することができます。

 

また、肺年齢対応のスパイロメトリーを導入する医療 機関が増えています。
肺年齢対応のスパイロメトリーでは、呼吸機能検査結果のほか“肺年齢”の表示と結果に対応する“コメント”が表示されます。

肺の健康状態を知るヒント

今後、肺年齢対応のスパイロメトリーを導入する検診や人間ドック、病医院等が増え、より身近に肺年齢が測定できるようになります。

肺年齢の見かた

結果の“年齢”だけを見るのではなく、必ず結果に対する評価コメントを参照するようにしてください。

検査結果に対応して表示されるコメント

検査結果に対応して表示されるコメント

肺年齢が実年齢より若い場合は、呼吸機能が同性同年代の方に比べて優れているといえます。しかし加齢により呼吸機能は衰えますので、人間ドックや検診の機会を利用して肺年齢を定期的に測り、肺の健康維持に役立ててください。

肺年齢が実年齢以上で、「肺疾患の疑い」や「COPDの疑い」とコメントされた方は、医師による精密な検査が必要です。できるだけ早く受診するようにしてください。適切な治療・対処により肺年齢は若返らせることができます。


禁煙

肺の健康維持のためにはまず禁煙することが何より大切です。これは肺年齢が実年齢以下だった方にも同じようにいえることです。
喫煙していない場合でも、加齢とともに呼吸機能はゆるやかに低下していきますが、長期間にわたる喫煙は呼吸機能の低下を急速に早めていきます。禁煙して適切な治療を受ければ、病気の進行を遅らせ、息切れなどの症状を楽にすることができます。

適度な運動と日常の注意

散歩や体調に合った適度な運動を心がけましょう。運動によって呼吸筋を鍛えれば、呼吸機能の維持・改善に効果があり肺年齢は若返ります。
ただし、すでに咳・痰・息切れなどの症状が少しでもある方は、受診をした上で、主治医の先生の指導のもとに行ってください。また日頃の食事からの十分な栄養や、規則正しい生活で十分な睡眠を取ることも大切です。

肺年齢と肺の生活習慣病COPD

COPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease:慢性閉塞性肺疾患)は喫煙が主な原因とされ、肺への空気の通りが慢性的に悪くなりゆっくりと進行していく疾患で、これまで肺気腫や慢性気管支炎と呼ばれていたもののほとんどが含まれます。初期の段階では咳、痰、息切れなどの症状を自覚しにくいため早期診断には呼吸機能検査が不可欠です。まずは自分の肺年齢を知ること、定期的な測定を心がけることが大切です。

COPDに関する詳しい情報はこちらから

●COPD患者早期発見の研究事業  http://www.jatahq.org/copd/JATACOPD.html
●2007年世界COPDデー http://www.mcp.co.jp/wcd2007/index.html