肺年齢の概要

肺年齢とは、実年齢との乖離から呼吸機能の異常を早い段階で認識してもらう概念です。同性・同世代と比較して自分の呼吸機能がどの程度であるかを確認できます。
呼吸機能(一秒量)は、20歳前後をピークに加齢とともに低下します。肺年齢を知ることで肺の健康意識を高め、健康維持や禁煙指導、呼吸器疾患の早期発見・早期治療に活用いただけます。

肺年齢の計算式

呼吸器疾患に対する意識を「年齢」という身近な指標を用いて高め、多くの方に肺の健康への理解と呼吸器疾患に対する予防と治療の重要性を認識していただくことが「肺年齢」普及の目的です。

肺年齢の基本構成(コンセプト)

肺年齢に応じて肺の状態を5つのグループに分類し、それぞれのグループに対する評価コメントを行うことにより、肺の健康状態に対する自覚を促し、呼吸器疾患(主にCOPD)の予防や早期治療に役立てるという考え方です。
決して肺「年齢」だけが一人歩きすることなく、評価コメントと一緒に理解することが大切です。

肺年齢の基本構成(コンセプト)

肺年齢の計算式

呼吸機能検査による「一秒量」と「一秒率」の測定値と「身長」を、社団法人日本呼 吸器学会(JRS)肺生理専門委員会(2001)の「一秒量の標準回帰式(18~95歳)」に代入し、条件に応じて算出した「年齢」です。

肺年齢の計算式

上記の回帰式が18~95歳までを対象とした式であるため、この範囲を超える算出結果については「18歳未満」または「95歳以上」としています。COPD疑いのある一秒率が70%未満の方のうち、一秒量が100%以上になるケースについては実年齢より若く肺年齢が算出されるため、誤解を防ぐ観点から実年齢に補正し、COPD軽症に準じたコメントが表示されます。

算出ロジック

グループの定義と評価コメント

算出した肺年齢と共に、一秒量と一秒率から分類したグループに応じて定義した「評価コメント」と「詳細コメント」を表示し、肺年齢に対する理解と疾患リスクに関して注意を促します。

グループの定義と評価コメント

肺年齢コンセプト仕様書

コンセプト仕様書はこちらからダウンロードできます。(Ver.1.1b)

肺年齢仕様書(PDFpdf